『デトロイト美術館展 ~大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち~』が、本日4月27日から愛知・豊田市美術館、7月9日から大阪・大阪市立美術館、10月7日から東京・上野の森美術館で開催される。
古代エジプト美術から現代美術まで、6万5千点以上の作品を所蔵しているアメリカ・ミシガンのデトロイト美術館。2013年7月に起きたデトロイト市の財政破綻によって、所蔵品売却の可能性も取り沙汰されたが、国内外の援助によって危機を乗り越え、現在も印象派、ポスト印象派の作品がコレクションの中核を成している。
同展の会場は「印象派」「ポスト印象派」「20世紀のドイツ絵画」「20世紀のフランス絵画」の4章で構成され、パブロ・ピカソの『読書する女性』など日本初公開作15点を含む全52点の作品を紹介。フィンセント・ファン・ゴッホの『自画像』や、アンリ・マティスの『窓』をはじめ、クロード・モネ、エドガー・ドガ、ピエール・オーギュスト・ルノワール、ポール・ゴーギャン、ポール・セザンヌ、アメデオ・モディリアーニといった19世紀から20世紀の画家たちによる絵画が一堂に展示される。