『第20回手塚治虫文化賞』の受賞作品および受賞者が発表された。
マンガ大賞に選出されたのは、一ノ関圭の『鼻紙写楽』と、あずまきよひこの『よつばと!』の2作品。副賞200万円は分けて贈られる。
斬新な表現や画期的なテーマの作品を発表した作者に贈る新生賞には、安藤ゆきが選出された。『別冊マーガレット』で連載中の『町田くんの世界』における主人公のユニークな造形が評価された。
短編賞に選ばれたのは、昨年に約25年におよぶ連載を終了した中崎タツヤの『じみへん』。漫画文化の発展に寄与した個人や団体を表彰する特別賞は、今年開館10年目を迎えた京都国際マンガミュージアムに贈られる。
贈呈式は5月29日に東京・有楽町朝日ホールで開催。当日は同賞の20周年を記念するイベントも実施され、浦沢直樹と糸井重里の対談などが行なわれる。