辻村深月原作の連続ドラマ『朝が来る』が、6月4日から東海テレビ、フジテレビ系で放送される。
『朝が来る』は、今年の『本屋大賞』で5位に輝いた辻村深月の同名小説をもとにした作品。出版社勤務の夫・清和と、特別養子縁組で迎えた長男の朝斗と共に平穏に暮らす栗原佐都子のもとに、朝斗の母親を名乗る女から子どもを返すよう求める電話がかかってきたことから、佐都子が過去に引き戻されていく、というあらすじだ。
長い不妊治療の末に一度は子どもを諦めたが、特別養子縁組によって母になり、幸せな日々を送る佐都子を演じるのは、約16年ぶりに連続ドラマの主演を務める安田成美。朝斗の母を名乗る謎の女役を川島海荷、佐都子の夫・清和役を田中直樹が演じる。演出は映画『クローバー』『今日、恋をはじめます』などの古澤健と、金子与志一が担当。
7月の公演をもって所属する9nineを脱退し、女優業に専念することを先日発表した川島海荷は、同作で金髪に初挑戦。「人生初の金髪、今まで美容院に3時間もいたことがなく未知の世界を経験しました。金髪になってみて鏡に映る自分を見ると、まだ信じられません」と語っている。
また作品については「2016年は、自分の中で分岐点になると思っていたので、その中でもこの『朝が来る』は、自分でも新たな挑戦ができる作品になると思っていて、覚悟を決めて自分の役と向き合って頑張っていきたいです」とコメントしている。