入社して1か月が経ち、新入社員は仕事に少し慣れてきた頃だろうか。この時期の会社の風物詩とも言えるのが新入社員歓迎会だろう。
新人を組織の一員としてあたたかく迎え、親睦を深めるのが本来の目的ではあるが、「こりゃないよ!」という嫌な思いをした新入社員もいるようだ。ツイッター上では、新入社員たちが困惑する投稿が多数寄せられている。
「毎年カラオケを1曲歌わされるっていうクソみたいな恒例行事がある」
歓迎会ではただ座っていればいいものではない。場を盛り上げるために新入社員は余興を求められたり、カラオケで歌を歌わされたりと、拷問とも思える環境になることもある。
「歓迎会では新人は毎年カラオケを1曲歌わされるっていうクソみたいな恒例行事がある」
「新入社員はカラオケを歌わされる。恥ずかしいっつーの」
「新人が歓迎会で出し物しなくちゃいけないとかいう地獄のような風習を先輩達から聞いて萎えてる。歓迎される側がなぜ出し物をしなくてはならないのか」
など、新入社員が嘆きのツイートをしている。
常識の範囲であればまだましだが、行き過ぎた余興は困りものだ。歓迎会で「将来は裸踊りを披露してもらう」などと上司に言われた新人が、「裸踊りなんてしたくないから辞めたい」と相談してきた、とツイートする先輩社員もいた。歓迎するはずの会が原因で退職されては本末転倒である。
また、「歓迎会の座席、会社のNo.2とNo.3と同じ。泣く」「席順決めるくじ引いた結果、お偉いさんしか座ってない席になってしまった」といった投稿も。上役との付き合いも仕事のうちではあるが、いきなり同席は少し気が重いかもしれない。
休みの日に歓迎会を開催されて困惑する先輩社員も
新入社員歓迎会は、先輩社員にとっても辛いようだ。
「今週で新入社員歓迎会4度目なんだが歓迎し過ぎやろ」
「新入社員の歓迎会が休みの日にあるってやだなー」
「新入社員の歓迎会に金取られてもう金欠!」
よほど新入社員を歓迎したい社風なのか、歓迎会が週に4回も行われてウンザリしたり、会費が思いの外高くて、「これでは金欠だ!」と嘆く先輩社員もいた。また、参加が義務付けられているのか、休みの日に参加させられた先輩社員からの泣き言も聞かれた。
これから一緒に仕事をしていく新入社員を歓迎するのは素晴らしいことだが、歓迎も度が過ぎれば「一体誰が得するのか?」という事態を引き起こしかねない。新入社員にも先輩社員にも負担にならない歓迎会にしたいものである。
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