マノーF1の元チーム代表、ジョン・ブースがトロロッソにコンサルタントとして加入したことが発表された。肩書は“ディレクター・オブ・レーシング”で、契約は直ちに実行される。
ブースは昨シーズン末でマノーを離脱した。理由はチームオーナーのスティーブン・フィッツパトリックとの意見の相違だったといわれている。
その後、ブースは、同時期にマノーを離れたスポーティングディレクター、グレーム・ロードンと共にマノー・エンデュランス・レーシングをスタート、今年のWEC世界耐久選手権LMP2クラスに参戦している。
ブースは、トロロッソでの役割を果たしながら、その業務も継続する。
トロロッソのチーム代表、フランツ・トストはブースの加入について次のようにコメントしている。
「昔から付き合いのあるジョンをチームに迎えることができて嬉しい」とトスト。
「F1はタイヤやセットアップ、無線通信などについて最近変化があり、より一層複雑になってきている。そのため強力なマシンと才能あるドライバーが必要だ。そのふたつについては我々は手にしているが、チームに十分でない部分がある」
「幅広い経験を持つジョンは、チームの改善を助け、レースウイークエンドにおいて実践力を高める手助けをしてくれるはずだ」
ブースはロシアGPの週末からトロロッソでの仕事をスタートする。