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東京五輪の新エンブレムはA案「組市松紋」に決定、作者は野老朝雄

2016年04月25日 15:42  Fashionsnap.com

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東京五輪の新エンブレム Image by: FASHIONSNAP
2020年東京オリンピック・パラリンピック組織委員会が4月25日、公式エンブレムの採用デザインをA案「組市松紋(くみいちまつもん)」に決めた。作者は野老朝雄(トコロアサオ)。

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 公式エンブレムに決定したA案「組市松紋」は、日本では江戸時代に市松模様として広まったチェッカーデザインに、日本の伝統色である藍色を配色。形の異なる3種類の四角形を組み合わせることで、オリンピックとパラリンピックが多様性を認め合い、繋がる世界を目指す場を表現したという。
 新エンブレムは、盗用疑惑が浮上していた佐野研二郎氏のデザインの使用中止が決定してから約7ヶ月間かけて選考。約1万5,000件の応募から最終候補4作品が選出され、最終選考では委員会メンバー21名から過半数である13票を獲得し、野老氏の作品に決定した。野老氏は、「先ほど決まったばかりなので頭の中が真っ白。とても長い時間をかけて制作し、我が子のような作品に仕上がった」と感激の様子でコメントした。なお、票数はA案が13票、B案「つなぐ輪、広がる和」が1票、C案「超える人」が2票、D案「晴れやかな顔、花咲く」が5票。