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【動画】手で組み立てられる革靴を「プロエフ」が開発

2016年04月25日 12:02  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

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プロダクトデザインブランド「プロエフ(proef)」が、オランダ人デザイナーのローデリック・ピータスと共同で組み立て式の靴プロジェクト「ローパー」を立ち上げた。4月25日からクラウドファンディングサイトのキックスターターでオーダーの受付を開始した。

プロエフの簡単組み立て式革靴の画像を拡大

 同プロジェクトは、毒性のある接着剤を使用する靴の製造過程に携わる人々にとって、より安全な製造システムを提案するために発足した。ローパーは、革靴とスニーカーを組み合わせたユニセックスのシューズ。接着剤の代わりに針が組み込まれたナイロン製のロープと44個の穴、2つの開始点が組み込まれたオリジナルラバーソールで成り立っており、1人でも短時間で組み立てることができる。また、通常の革靴の修理には専門的な技術を要するが、ローパーは、アッパーやソールなどを簡単に交換し、独自の組み合わせを楽しむことも可能。「プロエフ」は、設備投資のコストと組み立て時間を最小にすることで、二酸化炭素排出量の削減と地域経済の活性化、手頃な値段で高品質の革靴を持続的に提供することを目標にするという。
 斉藤愛美と五十嵐勝大が2011年に設立した「プロエフ」は、全く新しい製品や技術開発をするクリエイティブプラットフォーム。これまでに、プリントや織りの生産技術を研究して靴下やタイツのデザインの可能性を探求するプロジェクト「TIGHTS」や、木材やアクリルなどをアクセサリー作品に変換するプロジェクト「epoxy」、マグネットで挟んで身に付けるアクセサリー「PAS」、手編みと機械編みを組み合わせたニットプロジェクト「AMO」 を発表している。
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