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ラトバラ、病院で精密検査へ。クラッシュの原因はサスペンションの破損か

2016年04月25日 00:31  AUTOSPORT web

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WRC第4戦アルゼンチンで激しくクラッシュしたヤリ-マティ・ラトバラ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)
世界ラリー選手権(WRC)第4戦アルゼンチンのデイ2で、マシンが何度も横転する激しいクラッシュを演じたヤリ-マティ・ラトバラ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)とコドライバーのミーカ・アンティラのふたりは予防のため、病院で検査を受けることとなった。

 ラトバラは総合首位で迎えたSS14走行中、レーシングスピードで岩にヒット。バランスを失い、マシンが複数回横転する激しいクラッシュを起こしてしまった。

 このクラッシュ直後、ラトバラとアンティラは現場に駆けつけた救急班によるメディカルチェックを受けているほか、フォルクスワーゲン・モータースポーツの専属ドクターの検査も受けているとみられる。しかし、チームはさらに精密な検査を行いたいとして、ふたりをビラ・カルロス・パスの病院へ搬送した。

 クラッシュした際の状況について、ラトバラは「高速セクション走行中、岩盤が露出している箇所を通過した。その際、突然右フロントのトップマウントが壊れ、ダンパーがボンネットを突き破った」と振り返っている。

「その瞬間にマシンのコントロールを失い、どうすることもできなかった。そのまま斜面に向かっていって横転したんだ」

「ラリー2規定で競技最終日に復帰できるかは分からない。ドクターの判断とマシンの状態次第だよ」

 マシンのサスペンションが壊れたことがクラッシュの原因だというラトバラの発言について、チームはコメントをすることを拒否している。