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家具職人と制作するウィメンズ靴「フォート」ライコスからデビュー

2016年04月24日 21:02  Fashionsnap.com

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ウィメンズシューズブランド「フォート(_Fot)」が2016-17年秋冬シーズンにデビューする。デザイナーは、洋服のデザイナーを経て、「エンダースキーマ(Hender Scheme)」でチームの1人として活躍した大津亜由美。ファーストシーズンは、家具製作を専門としている木工職人と制作したヒールシューズやアクセサリーを軸に展開する。

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 「エンダースキーマ」を展開するライコスから新たにデビューする「フォート」では、「木」をメインモチーフとして採用。シグネチャーとなるウッドヒールのコレクションは、2.5cmと6.5cmの2段階の高さを用意し、ヒールの形状も丸・三角・四角の3種から選べる。この他、サボやバレエシューズなど、木とレザーを使用して普遍性を追求したデザインが特徴だ。また、アクセサリーはシューズと連動したレザー使いで製作され、コインケースやベルト、木でつくられたバングルなどを展開。なかでも上質なレザーを使ったボックス型のバッグは、まちの部分に木の板をあてたユニークなデザインで、展示会でも注目を集めていた。
 ブランド名はFor Thingsの略。「高校時代にインテリアデザイン学科に在籍していたことがデザインをはじめるきっかけ」と言う大津はファーストコレクションについて、「ブランドを立ち上げる時にファッションブランドというよりは、ファッションと空間の間に存在するものを目指したいと思い、家具を手掛ける職人さんに声をかけた。家具には無いスケールが小さい靴やアクセサリーのパーツ制作には難しい技術が必要で試行錯誤したが、プロダクトとしての佇まいと歩きやすさを意識している」と語っている。