Q1 20分間で行われるQ1では、14台がQ2へ進出、下位5台がノックアウトとなる。まずはセッションスタートと同時に全車がコースイン。1度目のアタックでは、小林可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS)が1分39秒684でトップタイムをたたき出し、以下関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、石浦宏明(P.MU/CERUMO·INGING)と続いた。全車が1周または2周連続のアタックでタイムを記録すると、いったんピットイン。最終アタックに向けたマシンの確認を行うが、この時点でQ2進出へのボーダーライン上には山本尚貴とジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が並んでいた。
残り7分を切って、全車が再度コースイン。ウォームアップラップを終えて各車がタイムアタックに入った瞬間、オリベイラがダンロップコーナーでスピン! このため、残り時間が1分半のところで赤旗が掲示され、セッション中断となる。残り時間が3分に延長されて、セッションが再開。コースインラップの時間を考えると、わずか1チャンスでのアタックとなった。いち早くコースに入った山本が、1分38秒609でトップタイムをマーク。その他続々とアタックが行われ、以下、石浦、小暮卓史(DRAGO CORSE)、ストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)というトップ5となったが、残り時間わずかのところでウィリアム・ブラー(KONDO RACING)がスプーンカーブでコースオフ。イエローフラッグが掲示されておりたため、このタイミングでタイムを更新した石浦と大祐のタイムが抹消。繰り上がったナレイン・カーティケヤン(SUNOCO TEAM LEMANS)が14番手でQ2進出を果たした。Q1でノックアウトとなったのは、石浦、中山雄一(KCMG)、オリベイラ、大祐、ブラーとなっている。
Q2 Q2では7分間のセッションでタイムを競い、上位8台がQ3に進出する。
いち早くコースインしたのはバンドーン。まずは1分38秒430でトップに立つが、直後に山本が1分38秒187で逆転。ここで中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM‘S)がスプーンカーブでスピンを喫し、残り時間1分3秒で、このセッションでも赤旗が掲示されることになる。この時点でタイムを出しているのは、山本、小林、国本雄資(P.MU/CERUMO·INGING)、バンドーン、関口、アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)の6人だ。
Q1同様に残り時間3分でセッションが再開された。暫定トップの山本と3番手の国本はピットで待機。残る11台がコースへと向かっていった。トップタイムを上回るものは出てこなかったが、小暮、塚越広大(REAL RACING)、野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)らが自己ベストタイムを更新しQ3進出を決定。同じく自己ベストタイムは更新したものの、ロッテラーは9番手となりノックアウト。以下ジェームス・ロシター(KONDO RACING)、伊沢拓也(REAL RACING)、ベルトラン・バゲット(NAKAJIMA RACING)、カーティケヤン、そして赤旗掲示の要因となった一貴と続いた。