バーバー・モータースポーツパークで開催されているインディカー・シリーズ第4戦。22日にプラクティス走行が行われ、佐藤琢磨がトップタイムをマークした。2番手にはチームメイトのジャック・ホークスワースが続き、AJフォイトが初日1-2と好調な滑り出しを見せている。
第3戦ロングビーチから連戦で行われるインディカー・シリーズ。今週の舞台は、アラバマ州のバーバー・モータースポーツパークだ。
前戦でホンダ最上位となる5位に入った佐藤琢磨は、その勢いのまま初日のプラクティス走行で躍進する。
プラクティス1回目では、セバスチャン・ブルデー(KVレーシング)がトップ。ホークスワースが2番手、3番手にカルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート)が続いた。
開幕戦から上位を争うチーム・ペンスキーとチップ・ガナッシの2チームは少し出遅れ、前戦のウイナー、サイモン・ペジナウ(チーム・ペンスキー)が8番手。トニー・カナーン(チップ・ガナッシ)はマシントラブルに見舞われ、まともにタイムを出すことができなかった。
急な雷雨によりプラクティス2回目の開始が遅れるものの、路面はすぐに乾きドライコンディションで走行が行われた。
1回目は5番手のタイムをマークした琢磨は、プラクティス2回目でさらにタイムを更新。スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)が2013年に記録したトラックレコードに迫る1分7秒2157で初日トップを奪った。
さらにチームメイトのホークスワースが琢磨に0.040秒差の2番手タイムをマーク。AJフォイト・レーシングが初日1-2発進となった。
「ジャックと僕は、いくつかの問題を分けてテストを行い、一緒に全部をチェックすることができました。チームにとっていいトリムとスピードを示せましたね。ホンダパッケージはよく機能していると思います。僕たちはとても満足していますよ。もちろん、ここでいい戦いをしたいです。全員が非常に接近していますしね」と琢磨はコメント。
3番手にはホンダエンジンを搭載するジェームズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン)が続いた。開幕戦からシボレー勢に苦戦を強いられているホンダ勢だが、第4戦ではリベンジとなるだろうか?