セッション開始直後には小林可夢偉(SUNOCO Team LeMans)、塚越広大(REAL RACING)、ストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が次々とコースインした一方で、ディフェンディングチャンピオンの石浦宏明を擁するP.MU/CERUMO・INGING、そしてVANTELIN TEAM TOM'Sの2チームはピットで静観する構えをみせる。コースインしたドライバーたちはピットアウト、ピットインを繰り返しながら、マシンと路面コンディションの確認を行った。
セッション序盤にトップにつけたのは1分40秒162をマークした可夢偉。しかし、その後にコースインした小暮卓史(DRAGO CORSE)が1分39秒台に入り、トップタイムを塗り替えていく。開始から15分を過ぎると石浦と中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM'S)がピットアウト。一貴はすぐさま1分39秒517でトップに躍り出たが、同じタイミングでアタックした石浦が0.5秒近く一貴を上回り逆転する。この頃には、ピットに留まっていたアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM'S)やジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)も走行を始め、全車がコースイン。タイミングモニターの上位には、石浦、一貴、小暮、野尻といった面々が並んだ。
2番手は1分39秒075を記録した石浦、3番手には終盤に大きくタイムを縮めた国本雄資とセルモの2台がつけ、以下、4番手にロッテラー、5番手に一貴、6番手にオリベイラと続いている。今シーズンからスーパーフォーミュラに新規参戦する関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)は12番手、ストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は15番手だった。