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熊本地震被災地の合志市へ御殿場市から支援物資が出発。スーパーGT&ヨコハマが協力

2016年04月21日 16:11  AUTOSPORT web

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御殿場市の若林洋平市長、職員たちに見守られ、熊本県合志市に向かったヨコハマのトランスポーター
4月16日に本震が発生した平成28年熊本地震で、震度6強の揺れに見舞われた熊本県合志市に向け、静岡県御殿場市から支援物資として、2リッターの飲料水ペットボトル1200本が送られることになった。この輸送に、スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションが協力し、ヨコハマのトランスポーターが使用されている。

 合志市と御殿場市は、全国ハンセン病療養所所在市町連絡協議会の構成団体として、『災害時の相互応援に関する合意書』を取り交わしている。

 今回の熊本地震では、合志市で一部地区の水道水に濁り等が発生し、応急給水が行われている状態が続いているという。御殿場市では、地震発生直後から状況をみながら要請があった際にはすぐさま支援できる体制を整えていたが、現地の輸送体制や受け入れ体制が整いつつあり、合志市からの要請があったため、早急に支援物資を輸送することになった。

 支援物資第一弾として送られることになったのは、御殿場市水道事業が断水や防災時用に製作し備蓄している、富士山の地下水をくみ上げた『ごてんばの水』。被災地に富士山の美味しい水を届けようというものだ。

 4月21日に、御殿場市役所にて企画課、水道業務課、水道工務課、魅力発信課の4課の職員が協力して『ごてんばの水』の積み込みを開始したが、輸送に使われるのは、御殿場市とは富士スピードウェイを通じて繋がりが深い、横浜ゴムのモータースポーツ用タイヤ輸送用トランスポーターだ。これはスーパーGTをプロモートするGTアソシエイションが御殿場市に協力して実現したもので、富士スピードウェイの職員、さらに若林洋平御殿場市長も協力して積み込みを行った。

 1200本もの水を積んだヨコハマのトランスポーターは、15時に御殿場を出発し、合志市に向かった。GTアソシエイションでは、東日本大震災の際も同様に、支援物資輸送のためにメーカーの協力をあおぎ、トランスポーターを使用した実績がある。

 なお、気になる第3戦オートポリスの開催については、4月20日の段階でオートポリスが公式サイト上に「現在、周辺の環境、ご来場される皆様の安全を考え検討中ですので、いましばらくお待ちください」とするインフォメーションを掲載している。