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マシュー・マコノヒー、主演作『追憶の森』にコメント 「我々の姿を嘘偽りなく反映したもの」

2016年04月21日 10:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『追憶の森』(c)2015 Grand Experiment, LLC.

 マシュー・マコノヒーと渡辺謙の初共演作『追憶の森』より、主演を務めるマシュー・マコノヒーのコメントが到着した。


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 本作は、『ミルク』『プロミスト・ランド』のガス・ヴァン・サント監督が手掛けたミステリー映画。自らの人生を終わらせるため、富士山の北西に広がる青木ヶ原の樹海を訪れたアメリカ人男性のアーサー・ブレナンと、森の中で出口を求めて彷徨う日本人男性のナカムラ・タクミの交流を描く。主人公アーサー・ブレナンを演じるマコノヒー、ナカムラ・タクミを演じる渡辺のほか、『21グラム』のナオミ・ワッツがアーサーの妻ジョーン役で出演する。


 “自殺の名所”として知られる青木ヶ原の樹海が舞台の本作についてマコノヒーは、「観客が見終わって、自分たちの人生や人間関係を少し見つめ直すきっかけになればと思う。自分が愛した人、もうそばにはいない人も含めて、そんな人たちとの関係を見つめ直してもらえるといいね」と、人生を見つめ直すきっかけになる作品と解説。続けて、「自分の姿を鏡で見る……この映画がやっているのは実はそれなんだ。我々ひとりひとりの独特の姿を、嘘偽りなく反映したものだ」と語っている。


 また、本作のプロデューサーであるケン・カオは、「どんな文化を持った国の人間であっても、どんな言葉を話してても、この映画の精神的なものや、人生の一瞬一瞬とそこに現れる人たちを大切にしてほしい、自分の人生を大切にしてほしいというメッセージは、普遍性を持って伝わると思う」と、本作が伝えようとしているメッセージは文化や言語に依存しないことを指摘。さらに、「この映画の出だしについては、たくさんの人が自殺という要素のセンセーショナリズムに惹かれるかもしれないが、映画自体には救済があるし、精神的なメッセージがある。そこは世界中の観客の心に響く部分だと思うよ」と語っている。(リアルサウンド編集部)