PRESS RELEASE
2016年4月20日
プジョー208 WRX、ポルトガルで高いポテンシャルを発揮
~セバスチャン・ローブがWRX初参戦で総合5位~
2016年FIA世界ラリークロス選手権が16~17日、ポルトガルで開幕を迎え、チームズタイトル防衛に挑むプジョー208 WRX陣営は波乱の週末を乗り切りました。部分的に濡れた路面も混ざるコンディションで行われたファイナルでは、セバスチャン・ローブがポディウムまであと一歩に迫りました。
最初の2ヒートは豪雨に見舞われ、プジョー208 WRXが本来のポテンシャルを発揮することは阻まれました。しかし、セミファイナルには同じマニュファクチャラーから3台が進出しました。しかし、ファイナルへの進出を決めたのはローブだけとなりました。
FIA世界ラリークロス選手権のデビュー戦となったローブは、高い適応力を見せつけました。ヒートレースで安定した速さを見せ、ファイナルでもポディウムを果敢に狙いました。ところが、トランスミッションのトラブルが発生してしまい、思うようなアタックができず、5位でチェッカーフラッグを受けました。
<コメント>
■ブルーノ・ファミン(プジョー・スポールディレクター)
「波乱の週末でした。最終的なリザルトは我々の期待には届きませんでしたが、それでも素晴らしい戦いぶりでした。今年の戦いは非常に厳しく、2015年シーズン後半を通してライバルたちに打ち勝ってきた勢いをキープするには、全力で取り組まなくてはなりません。総合的なパフォーマンスがそれほど悪くなくても、ここモンタレグレでは混戦のなかを戦わなくてはならず、アクシデントを避けることができませんでした。しかし、我々はこの週末、精一杯戦いました!」
■ケネス・ハンセン(チーム代表)
「セバスチャンは、まさに衝撃の新人です! ラリークロスのデビュー戦で、これほどの速さを見せるとは思っていませんでした。彼がこの週末で見せたアプローチも印象的でした。全体的には、今季開幕戦のリザルトには十分に満足はしていません。滑りやすい路面コンディションに手を焼き、ドライバーとマシンのフィーリングを合わせるのに苦労しました。しかし、コースがドライであれば、プジョー208 WRXはとても競争力があります。次はどんな場面にも対応できるよう取り組んでいかなくてはなりません」
■セバスチャン・ローブ(#9 プジョー208 WRX、総合5位)
「ひと言で言うなら、ここでの“修業”は間違いなく容易ではないということです。どのレースにおいても、スタートからゴールまでトップをキープしなければなりません。トリッキーなコンディションではどんなドライバーもミスをしますので、私も小さなミスをしました。ヒート 4 でのミスは大きな痛手となりましたが、そこから巻き返しを図り、セミファイナルでいい走りをしてファイナルに進むことができました。ファイナルでは、ポディウムも視野に入れていましたが、残念ながらトランスミッションのトラブルで上位フィニッシュはできませんでした。ラリークロスの雰囲気は、とても好きです。マシンはとにかくパワフルで、ドライブするのが本当に楽しいですし、たくさんの観客が応援してくれて素晴らしいですね」
■ティミー・ハンセン(#21 プジョー208 WRX)
「この週末はすべてが裏目に出てしまいました。ヒートレースがあまり順調にいかず劣勢でしたが、昨年のように圧勝することはできなくても、私たちのパフォーマンスはとてもいいものでした。セミファイナルの序盤では、私が走っていたコースのイン側が荒れていて、ブレーキングに影響が出ました。この結果、ポルトガルではあまり選手権ポイントを獲得することができず、新しいシーズンの滑り出しは苦いものとなりました」
■デイビー・ジャネイ(#17 プジョー208 WRX)
「モンタレグレを終えて、ポジティブな手応えを感じています。もっとも理想的な滑り出しとは言えず、最初はマシンが思うように動いてくれずに手こずりました。しかしこの苦境を必死で乗り越え、セミファイナルに進出することができました。いいリズムをつかみ自分でも走りを楽しめましたが、レースは残念ながら思うようにはいきませんでした」
ラリークロスについて
ラリークロスは、ダートと舗装がミックスされた路面のサーキットを使用。コースの距離は1kmほどで、ジャンプスポットが入ることもある。ドライバーは週末を通してノックアウト形式でレースを行い、ファイナルに進出できるのは最も速く勇気のある6人のみとなる。
プジョー・シトロエン・ジャポンでは、今後もプジョーのモータースポーツを様々な角度から取り上げ、レース結果や新たな活動などについて、タイムリーに配信してまいります。
▼詳しくはこちら(英文)
http://www.peugeot-media.com/