全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営する株式会社日本レースプロモーション(JRP)は、4月18日に開催された株主総会で、白井裕代表取締役社長が任期満了にともない退任し、倉下明新社長が就任すると発表した。
白井社長は、ホンダでF1プロジェクトやスーパーGTのNSX-GTプロジェクトに携わり、全日本選手権フォーミュラ・ニッポン時代の2010年からJRP社長に就任。F1、インディカーと並ぶアジア最高峰のフォーミュラカーレースとして発展させるべく、2013年からシリーズ名称をスーパーフォーミュラに変更。また、海外開催の模索など、数多くの活動を行ってきた。
また、2014年からの2リッター直4ターボ“NRE”エンジンの投入にあわせ、技術者出身らしい見地による白井社長の“クイック&ライト”というコンセプトで作られたダラーラ製のSF14シャシーを投入。F1を上回るコーナリングスピードをもつSF14は、多くのドライバーから高い評価を得ている。
そんな白井社長だが、任期満了にともない退任することになった。それにともない、フジテレビ出身のJRP取締役の倉下明新社長が就任する。なお、白井社長は退任後、JRPの技術顧問に就任することになった。