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東京と横浜でアジア最大級の国際短編映画祭

2016年04月20日 00:02  オズモール

オズモール

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19世紀に誕生した最初の「映画」は約50秒の「短編映画(ショートフィルム)」だったそう。そんな映画の原点でもあるショートフィルムの秀作を集めた米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭が行われる。すべて無料上映なので、映画ファンならぜひ足を運びたい。

2016年6月2日(木)から26日(日)まで開催される「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2016」(SSFF & ASIA)は、横浜の「ブリリア ショートショート シアター」と東京の5つの施設が会場となる。

東京の上映会場は、「表参道ヒルズ スペース オー」、「ラフォーレミュージアム原宿」、渋谷の「シダックス・カルチャーホール」、虎ノ門ヒルズの「アンダーズ 東京 Andaz Studio(アンダーズ・スタジオ)」、「iTSCOM STUDIO & HALL(イッツコム・スタジオ・アンド・ホール)二子玉川ライズ」。上映作品や上映時間は、公式HPで公開されるので、会場ごとにチェックして。

今年で18回目となる同映画祭には、100を超える国と地域から約6000本の作品が集まり、その中から厳選された約250作品が上映される予定とか。上映内容は、「音楽」「環境」「CGアニメーション」など7つの部門と、そのほかの特別プログラムで構成されている。

写真は、「インターナショナル部門」の特別上映作品『オモイ想い(Weighting:ウェイティング)』(アメリカ、コメディ、2011年、4分7秒)。2016年のアカデミー賞主演女優賞に輝いたブリー・ラーソンの共同監督&出演作品で、去りたい女と引きとめたい男の駆け引きを描いたコメディだそう。



この映画祭でグランプリを獲得した作品は、アカデミー賞短編部門のノミネート選考対象になるとか。

写真は、2007年にアカデミー賞アニメーション短編部門でノミネートされた『アイ・メット・ザ・ウォルラス(I Met the Walrus)』(アメリカ、アニメーション、5分15秒)。

14歳の少年がビートルズのジョン・レノンにインタビューした内容を、38年後に映画化したという異色作。こうした作品に出会えるのも、映画祭の醍醐味かも。




「昨年に続き、フランス映画祭の『短編作品集』も上映します。次世代を担う若手フランス人監督の新作が目白押しで、『ママ(たち)』(Mother(s))(フランス、21分3秒、ドラマ、2015年)などはおすすめです。第二夫人を家に連れてきた父親に対し、怒り、悲しむ母親。幼いながらも母親のことを想い、苦しむ主人公の少女にぎゅっと胸がしめつけられる作品です」と、実行委員会の高橋さん。

さらに、女子向けとしては、ファッションブランドが製作したショートフィルムの特集にも注目したいところ。近年、ファッション界ではショートフィルムを制作するという流れがあるとか。

「TED BAKER(テッドベーカー)やMIU MIU(ミュウミュウ)、A.P.C.(アーペーセー)などの、最新ファッションが楽しめる豪華プログラムをお届けします。ショートフィルムともコマーシャルとも少し違う、“新しいカタチ”の作品をお楽しみください」(同)



また、短編ながら豪華な作品も。例えば、写真の『ザ・オーディション(The Audition)』(アメリカ、コメディ、2015、16分)は、製作費が7000万ドルとか。日本円なら約75億円! 出演者がロバート・デ・ニーロ、レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピットと聞けば、なるほどとも思える。こちらはカジノの会社が制作したそう。

会期中には、俳優の斉藤工さんをゲストに迎える有料のトークイベントなどもあり、4月19日(火)から応募できるので、興味のある女子は公式HPから申し込みを。

「SSFF & ASIA は、ひとつのプログラムの中で複数の作品が鑑賞できるという楽しみがあります。また、いろんな解釈ができるので、見終わった後に感想を語り合えるのもいいですね」(同)

彼や女友達と、あれこれ好きな作品を語り合えば、お互いをもっと分かりあえるかも。