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「エフィレボル」のデザイナー阿久津誠司が退任、次世代の若者に期待

2016年04月19日 18:52  Fashionsnap.com

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デザイナー阿久津誠治 Image by: FASHIONSNAP / .efiLevol
「エフィレボル(.efiLevol)」のデザイナー兼ディレクターを務める阿久津誠治氏が、2016-17年秋冬コレクションを最後に退任することを発表した。今後は、共同設立者である飛世拓哉氏にデザインを一任。同ブランドのアシスタントを5年間務めた田島一寛氏をデザインチームに登用し、若者の感覚を取り入れたコレクションを展開するという。

「エフィレボル」の阿久津が引退の画像を拡大

 デザイナーを退任する阿久津氏は、2006年4月に飛世氏と太田氏と共に「エフィレボル」を立ち上げた当初から、40歳で同職を引退することを公言していた。設立から10周年を迎え、現代の若者に向けた服作りには若い感覚を持った人材の必要性を感じたといい、現在26歳の田島氏をデザインチームに起用。阿久津氏は今後、同社には残るが、他ブランドでのデザイン業務や異業種とコラボレーションするプロデュース・ディレクション業務、映画製作に注力する。また、過去に関係者のみに公開された、同氏が手掛けた映画や、渋谷109前で開催したゲリラショーなどのアーカイブ映像の公開を予定している。
 2016-17年秋冬コレクションは、バンド「フィッシュマンズ(Fishmans)」が着想源。テーマ「LAST SEASON」は、同バンドの楽曲「LONG SEASON」と掛けあわせて名付け、ボーカルの佐藤伸治氏をイメージして制作した。
■阿久津誠治が手掛ける最後のコレクション.efiLevol 2016-17年秋冬コレクション