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WSCCロングビーチ:10号車コルベットDPが今季初優勝。マツダLMP2はベストリザルト達成

2016年04月18日 21:11  AUTOSPORT web

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WSCC第3戦ロングビーチ  リッキー・テイラー/ジョーダン・テイラー組10号車コルベットDP
ウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ(WSCC/旧USCC)は16日、ロングビーチで第3戦の決勝レースが行われ、リッキー・テイラー/ジョーダン・テイラー組10号車コルベットDPが今季初優勝。ロングビーチ連覇を達成した。

 昨年に続き、インディカー・シリーズのロングビーチ戦と併催された今回のレースは、PクラスとPCクラス、GTLMクラスの合計25台で争われた。予選ではアクション・エクスプレスのジョアオ・バルボサ/クリスチャン・フィッティパルディ組5号車コルベットDPが10号車コルベットDPを0.171秒上回り、ポールポジションを獲得した。



 フロントロウから決勝レースに臨んだ10号車コルベットDPのリッキー・テイラーは、5号車コルベットDPのフィッティパルディがスタートに失敗した隙をついて、1コーナーでトップに浮上。ポジションをキープしたまま37周を走行し、ジョーダン・テイラーにバトンを繋いだ。 



 レース終盤には、イエローコーションにより2番手の5号車コルベットDPとのギャップがリセットされたが、ジョーダン・テイラーはバルボサの猛攻を防ぎきり、僅差でトップチェッカー。コルベットDPに今季初の優勝をもたらした。




「予選の後は気持ちが落ち込んだ」とリッキー・テイラー。

「ロングビーチではグリッド位置がとても重要になる。レーススタートまであらゆるシナリオを考えた。フロントロウからでも十分なグリップを得て、バトルを仕掛けることができる場合もあるんだ」

「クリスチャン(・フィッティパルディ)はスペースを残してくれた。接触もしたけれど、バトルを楽しめたよ」

 トップと2.958秒差の総合2位は5号車コルベットDP、総合3位はアクション・エクスプレスの31号車コルベットDPを駆るエリック・クラン/デーンキャメロンが獲得した。また、マツダ・モータースポーツジャパン勢はジェル・ミラー/トム・ロング組70号車マツダ・プロトタイプが今季ベストリザルトの総合4位、トリスタン・ヌネス/ジョナサン・ボマリート組55号車マツダ・プロトタイプが総合5位となっている。



 オレカFLM09のワンメイクで争われるPCクラスには7台がエントリ-。JDC-ミラー・レーシングの85号車が優勝したほか、10台で争われたGTLMクラスは911号車ポルシェ911 RSRが優勝している。