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ニュル24時間QFレース:HTPのメルセデスが優勝。GT-Rは6位&10位

2016年04月18日 15:31  AUTOSPORT web

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ニュルブルクリンク24時間 予選レーススタート
17日、ドイツのニュルブルクリンクで5月26~29日に開催されるニュルブルクリンク24時間レースの予選レースが行われた。レースはHTPモータースポーツのマキシミリアン・バーク/クリスチャン・ビエトリス/トーマス・イエーガー/ドミニク・バウマン組30号車メルセデスベンツAMG GT3が優勝を飾った。

 例年、ニュル24時間本戦に先立ち開催される予選レース。今年も多くのSP9クラスのGT3カーを中心に、72台が6時間の決勝レースに出走した。16日午後、17日午前に行われた予選の結果、アレキサンダー・シムス/フィリップ・エング/マキシム・マルタン組ローヴェ・レーシングの23号車BMW M6 GT3がポールを獲得。上位はBMW、メルセデス勢がつけ、昨年の24時間覇者であるアウディ勢の最上位は、1号車の3番手に。ポルシェ911 GT3R勢の最上位は912号車の9番手、そしてニッサンGTアカデミー・チームRJNのミハエル・クルム/ルーカス・オルドネス/星野一樹/アレックス・バンコム組が10番手につけた。

 迎えた決勝レースでは、上位陣は今シーズンのレベルの高さを象徴するかのように僅差の争いを展開。30号車メルセデスが、ハリボー・レーシングチームの8号車メルセデスを54秒差で振り切り優勝を飾った。3位にはローヴェの23号車BMW M6 GT3が入った。

 日本車勢では、今シーズンからニッサンGT-RニスモGT3を走らせるチーム・ザクスピードの24号車(フロリアン・シュトラウス/マルク・ガスナー/ヘンドリック・スティル組)が6位フィニッシュ。クルム/オルドネス/星野/バンコム組35号車GT-Rは10位と、2台ともにトップ10入り。本戦でのトップ30クオリファイの権利を獲得した。また、山内一典が乗り込んだワーケンホルスト・モータースポーツの101号車BMW M6 GT3は、予選17番手からスタートしたものの11周でリタイアとなっている。

 TOYOTA GAZOO Racing勢は、蒲生尚弥/松井孝允/木下隆之組188号車レクサスRCが、予選総合42番手/決勝総合41位(SP3Tクラス1位/クラス参加1台)となった。また、市販車発売に先駆けて参戦しているトヨタC-HRレーシングの326号車は予選総合64番手(SP2Tクラス3番手)/決勝総合56位(SP2Tクラス2位/クラス参加3台)となった。

 また、TOYOTA GAZOO Racing with TOM'Sの大嶋和也/井口卓人組レクサスRC Fは、予選総合33番手/決勝リタイア(SP PROクラス参加1台)、トヨタ86で参加した吉田広樹/土屋武士/片岡龍也/ウベ・クリーン組165号車は、2周リタイアを喫した。