17日に行われたFIA世界耐久選手権(WEC)の第1戦シルバーストン。6時間の決勝レースは7号車のアウディR18が制したが、レース後の車検でフロントスキッドブロックの違反により失格。ポルシェ2号車(ニール・ジャニ/ロマン・デュマ/マルク・リーブ)が繰り上げで開幕戦の勝者となった。
予選でポールポジションを獲得したアウディ7号車(マルセル・ファスラー/アンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエ)が、ポルシェ2号車(ニール・ジャニ/ロマン・デュマ/マルク・リーブ)との終盤の争いを制し、昨年5月のスパ以来となるトップチェッカーを受けた。
しかし、7号車はレース後の車検でスキッドブロックの厚さが5mmに足らず、LMP1ルールブック3.5.6 A3(スキッドブロックの厚さ)の違反によって失格となってしまった。
レーススチュワードは、アウディスポーツ・チーム・ヨーストから過度の摩擦に対する説明を受けたが、レギュレーション違反に当たると判断。アウディから控訴はなく、ポルシェ2号車が繰り上げ優勝となった。
2位にはトヨタTS050ハイブリッドを駆る6号車(ステファン・サラザン/マイク・コンウェイ/小林可夢偉)。3位は、13号車レべリオンとなった。