2016年F1オーストラリアGP決勝で、レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドは4位だった。
■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 決勝=4位
1周目にインシデントがあったために2周目はあちこちがデブリだらけだった。でも大きなやつを踏んだという自覚はなかった。だから、ターン11と12あたりでリヤが滑り始めた時には、まさかと思ったよ。すぐに無線で「タイヤが壊れた」って伝えた。
裏のストレートまで来た時点で振動も出始めて、これは間違いなくパンクだと分かった。その後、セーフティカーのおかげでさらに順位を落とすことになった。まさにダブルパンチだったね。ヘビー級のボクサーから腹に一発食らったみたいに効いたよ。
でも、後半はすごくいいドライブができた。僕の人生でもベストレースのひとつじゃないかな。
今のパッケージには期待をかけている。ここまでの3レースで、僕らはずっと何らかの形でいいところを見せてきた。シーズンの早い段階でこれほど戦えるとは思っていなかったし、ちょうど2014年と同じようなポテンシャルを感じる。
今日はまるでシャンパンファイトに参加したみたいな気分だ。心の中の一部が微笑んでいる。今年実現すると思えるからだ。それがすごく嬉しい。これからも戦い続けるよ。
(Fox Sportsに対して語り)チャンスを逃した。やれるだけのことをやったけど、結局は不運だった。トップに立ったのにタイヤがパンクした。(ニコ・)ロズベルグは有利な戦略で走っていたから僕らは最終的に2位だっただろう。勝てたはずとは言わない。でも2位の可能性は絶対にあった。
不運は忘れよう。このレースで僕自身の点数をつけると10点満点で10点だ。自分のレースにはめちゃくちゃ満足している。これ以上のことはできなかった。キャリアベストのレースをしながらシャンパンを飲めないなんて辛いけど、今回はついてなかっただけだ。まだメルセデスのペースにはおよばないが、ギャップはそれほど大きくない。