2016年F1中国GP決勝で、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは2位だった。
■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 決勝=2位
1周目に起きたことは、結局のところレーシングインシデントだ。僕からすると、行き場が見当たらなかった。キミ(・ライコネン)とダニール(・クビアト)にはさまれてしまったんだ。
もちろん起きてしまったことに心から申し訳ないと思っている。同じ色のマシンに接触するのはいいことじゃない。残念だよ。あの接触がキミと僕の両方のレースをぶち壊しにしたんだ。
そうはいっても最終的にはラッキーだったと思う。その後もレースを続けることができたんだから。セーフティカーに助けられて戦いに戻ることができた。
キミはターン1でロックアップした。僕は彼を抜くためにイン側に入った。ダニールは僕の後ろにいた。彼の方がいいスタートをして、同じ動きをしようと並びかけてきた。僕はキミをオーバーテイクしようとして、ダニールは僕をオーバーテイクしようとしたんだ。そしたらキミは左から戻ってきた。クビアトは僕の後ろから右側に出てきた。僕は彼の動きに反応した。僕は引こうとしてブレーキを踏んで減速したが、行き場がなくてキミと当たってしまった。残念だ。その接触でマシンがダメージを負った。でもチームがうまく挽回させてくれた。彼らは冷静さを失わず、セーフティカーが出動した時にノーズを換えてくれた。
全体的にペースはとてもよく、戦略もよく、ピットストップも素晴らしかった。1周目はひどい有様だったけど、その後についてはこれ以上望みようがないほどだ。ロシアではもっと順調にレースを戦いたいね。
少しついてなかったけど、その後は楽しかった。マシンは好調だったし、2位は最大限の結果だと思うからね。