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フェラーリ代表アリバベーネ、ベッテルの怒りに理解を示すも「名指しで批判はしない」

2016年04月17日 21:41  AUTOSPORT web

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アリバベーネは「チームにとって好ましくない結果」としながらも批判はせず。
フェラーリのチーム代表マウリツィオ・アリバベーネは、F1中国GP決勝レースにおいて、セバスチャン・ベッテル、キミ・ライコネン、ダニール・クビアトが絡んだ1コーナーでの接触について、特定のドライバーを批判しない姿勢だ。 

 ベッテルとライコネンは、それぞれ2位と5位でフィニッシュしたが、ベッテッルはライコネンとの接触の原因となったクビアトについて批判的な態度を取っている。

 ベッテルと同じ気持ちかどうか尋ねられたアリバベーネは「名指しで批判するのは正しくないと思う」と話す。

「クビアトはハイスピードのままコーナーに差しかかっていたが、セブ(ベッテル)とキミもクビアトと近い位置でポジションを争っていた。もちろん彼との接触を避けるためにはラインを変えなければいけないが、不運なことに、その先にはキミがいたんだ」

「これはモノポリーではなく、レースだからね。レーシングアクシデントのうちのひとつだが、チームメイト同士が巻き込まれるのは好ましくない」

 ベッテルはクビアトについて憤慨している様子だが、ライコネンとチームに対しては申し訳ないという気持ちを伝えている。

 ベッテルからの謝罪について聞かれたライコネンはこう答えている。

「申し訳ないと言われたけど、結局、何も変わることはないからね。もちろん彼が意図的にぶつかってきたとは思っていない。ボクにとってもチームにとっても理想的な結末ではないけど、こういうことは起こり得るんだ。リザルトには影響したけど、ひどい結果だとは思わない」