2016年F1中国GP決勝で、マクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンは13位だった。
■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
ジェンソン・バトン 決勝=13位
スタートはうまくいった。かなり順位を上げ、他のマシンと戦うことができた。ファーストスティントで履いたオプションタイヤ(スーパーソフト)でのペースはとてもよかった。速いクルマを相手にレースができて楽しかった。
セーフティカーが出動した時、ピットレーンでひどい騒ぎが起きていた。ニコ(・ヒュルケンベルグ)がチームメイトを助けるために皆を減速させようとしたんだ。
そのピットストップの後はかなりいい位置を走ったが、ミディアムコンパウンドで走っている時、他のマシンと比べると僕らはまるで止まっているかのようだった。
2回ストップで走り切ろうとしたが、うまくいかなかったので、オプションを履いて最後のスティントを走ることにした。ポイント圏内のすぐ下の位置を走っていたので、最後にプッシュできるかもしれないと思った。
でも最後にオプションを履いたのは間違った選択だったのだろう。最後までミディアムで走り続けることも可能だった。ソフト側の(一番速い)タイヤで走って楽しもうと決めたんだが、結局最後まで性能を維持することができなかった。それでも試しにやってみる価値はあったと思う。
(中盤のスティントで)ミディアムを履くという戦略が間違っていたのだと思いたい。だってそうでないなら、今の僕らには入賞圏内に入る速さがないってことになるからね。他に何も悪いことは起きていなかったのだから。
間違った選択をしたのだと思いたい。(戦略で)ミスをしたのだと。
(F1iに対して語り)セーフティカーの後でミディアムを履いたのは正しかったのかどうか、僕には分からない。データでチェックしてみるよ。他の皆はソフトタイヤを選んだ。(僕らはミディアムでは)ペースの面でとても苦しんだ。このタイヤ選択が正しかったのかどうかを調べてみる。正しくなかったのだとすると、実際には入賞争いをするチャンスがあったということになる。でも戦略が正しかったのだとすると、僕らは(実力的に)ポイントからまだ遠い位置にいるということになるんだ。