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「ハロ」は却下? レッドブルが開発中のコクピット保護デバイス、ロシアGPに登場か

2016年04月17日 11:11  AUTOSPORT web

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レッドブルが公開したキャノピー式コクピット保護デバイス
レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーによると、同チームが開発しているF1マシンのコクピット保護デバイスをF1ロシアGPの週末にテストする可能性があるという。 

 開発中のデバイスについては、フェラーリがテストした「ハロ」よりも、F1マシンにふさわしく、最適な答えを持った仕様であると自信を見せている。
 
 当初ホーナーは、4月末にデモンストレーションイベントを行う考えをデザインチームに提案していたが、さらに空力に優れた仕様のデバイスをテストして、ロシアGPで披露する予定のようだ。

 スカイ・スポーツの取材に対してホーナーは「来週、静止状態でのテストを行う」と伝えている。

「耐久性を確認するつもりだ。もし問題なければ、ロシアGPで一時的にマシンに取りつけるかもしれない。いずれにせよ、まずはテストしてから決めることになる」

 一方、GPDAの会長を務めるアレクサンダー・ブルツは「これらのデバイスは、見た目より安全性を優先させなければならない」と語っている。

 その点についてホーナーは、見た目や安全性については問題なく、すべての条件を満たしているという。

「防風仕様になっているから『ハロ』より安全性、見た目は優れているよ。最適な解決策として自信を持っている」

FIAはコクピットの安全基準の取り決めを優先事項とし、コクピット保護デバイスを2017年から導入する見込みだ。