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Hey! Say! JUMP 中島裕翔は、なぜ年上にかわいがられる? 3つのポイントで魅力を分析

2016年04月17日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

(C)タナカケンイチ

 今年に入り、1月にスペシャルドラマ『刑事バレリーノ』(日本テレビ系)、映画『ピンクとグレー』、そして2017年公開の映画『僕らのごはんは明日で待ってる』と、主演作品が続いているHey! Say! JUMPの中島裕翔。過去には、ドラマ『半沢直樹』(TBS系)など話題作にも出演し、「ジャニーズだったの?」と驚かれるほど、実力若手俳優としての認知度が高まっている。


(関連:Hey!Say!JUMP・中島裕翔、アイドルとしてのプロ意識 多彩な趣味を仕事に活かす秘訣とは?


 しかし、中島裕翔の魅力は演技だけではない。アイドルとしてはもちろん、人として愛される力の持ち主なのだ。今回は、もっと多くの人に知ってもらいたいと思い、中島のすごいところを集めてみた。


<家族愛がすごい>


 中島の行動を見ていれば、その育ちの良さがすぐにわかる。決して乱暴な言葉を使わず、共演者やファンに向けていつも深々とお辞儀をして、礼儀正しい。挨拶は誰よりも大きな声で爽やか。老若男女、誰から見ても「好青年」として映るだろう。それは、愛情たっぷりに育った彼の品の良さから出るものだ。


 雑誌やテレビなどで、中島がプライベートなエピソードを話すとき、家族で出かけたという話がたびたび聞かれる。ジャニーズのファンサイト『Johnny's web』に連載されているブログでも、中島の最新記事には、家族でお花見に出かけた話が綴られているほど。


 また、親とのつながりが強いことから、スタッフや店員など、多くの年上世代との付き合い方も上手い。「弟にしたい」「息子にしたい」と可愛がられている印象だ。だからなのか、彼の文章には「天は二物を与えずだねぇ」などとという古風な言葉が自然と出てくることも。そんな世代を超えて愛される力が、中島にはある。


<努力がすごい>


 中島を知る人は、彼を「努力の人」と語ることが多い。それは、彼が過去に大きな壁を乗り越えたことを知っているからだ。ジャニーズJr.時代、不動のセンターとしてエリート街道を突き進んできた中島。しかし、Hey! Say! JUMPとして華々しくデビューするも、しばらくしてセンターの座を山田涼介に奪われることになる。


 だが、その状況に腐らず、ドラム、カメラ、乗馬など、黙々と特技を増やしていった。なかでもドラムは、Hey! Say! JUMPのコンサートでは欠かせない魅力になった。また、カメラの腕を活かし、雑誌やカレンダーではメンバーを撮影するなど、仕事の幅を増やしている。


 一時期、ギクシャクしていたという山田との関係も、今ではお互いのストイックさを認め合う、同志となった。センターを争い合うのではなく、自分なりの立ち位置を見出すのは、決して簡単なことじゃない。「メンバーのうしろで、ドラムを叩く。ここが僕の居場所」とインタビューに答えていたこともある。そんな懐の大きさも、中島の大きな魅力である。


<純粋さがすごい>


 178cmの高身長、端正な顔立ち。一見するとクールな美青年に思われるが、実は彼の中には永遠の少年がいる。草むらに行けば虫を捕まえ、海岸にいけばカニを追いかけて岩山も登っていく。スポーツをすれば、誰よりも走り回って汗だくに……。その元気いっぱいな少年らしさは、コンサートに行けばすぐに分かる。誰よりも花道で高く大ジャンプしているからだ。


 数々の壁を乗り越えてきたにも関わらず、そのピュアな部分は決して失われないのが、まさに中島のすごいところ。仮に、自分にスポットライトがあったっていないときにも、純粋にその場を楽しむ。先日行なわれたジャニーズの野球大会では、ジャニーズJr.がHey! Say! JUMPの「明日へのYELL」を披露した際、中島がエアドラムをしていたというファンの目撃談がネットでつぶやかれていた。楽しいときも、苦しいときも、全力なのが、中島裕翔らしさなのだ。


 愛情深く、努力家で、無邪気――。


 多趣味であることから、器用な印象を持たれがちだが、実は何事にも真正面からぶつかっていく不器用さがある。しかし、だからこそ自分に降りかかった壁にも真剣に向き合い、周りが驚くほどの成長を遂げる。


 今どきの若者には珍しいほどの「一生懸命」な姿勢は、この先も変わらないだろう。この先も、もしかしたら彼に大きな壁が立ちはだかるかもしれない。しかし、彼は必ずピンチをチャンスに変えていくはず。そのひたむきな姿こそ、彼の最大の魅力なのだろう。(佐藤結衣)