フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグは、F1中国GPの予選Q2セッションにおいて、左フロントタイヤが脱落。チームが「安全ではない」状態でクルマをコースへ送り出したと判断され、3グリッド降格のペナルティを受けることになった。
ヒュルケンベルグがターン10でストップしたため、予選Q2は赤旗中断となった。その時点で残り時間わずかとなっていたため、実質その時点でQ2セッションが終了。ヒュルケンベルグ自身は10位で予選を終えたが、このペナルティにより、決勝レースは13番グリッドからのスタートとなる。
それにともない、予選11位のフェリペ・マッサが10番グリッド、フェルナンド・アロンソが11番グリッド、ジェンソン・バトンが12番グリッドに、それぞれ繰り上がっている。
ヒュルケンベルグ自身は、チームの作業ミスではなく、トラブルの可能性を疑っている。
「ちゃんとタイヤが装着されていない場合は振動があるものだけど、今回は前兆がなく、急にタイヤが外れた。1分前には、しっかりついていたものが突然なくなったんだ」
「ホイールの装着にミスはなかった。そのあとに何か起きたのだと思う」
フォース・インディアのチーフオペレーティングオフィサーを務めるオットマー・サフナウアーは「ホイールが脱落するところを見ていたが、変な感じだった。何が起きたのかを理解するために、くわしく調査しなければならない」と語っている。