2016年F1中国GPの土曜予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンはMGU-Hのトラブルのためタイムを出すことなくQ1で敗退した。チームは決勝に向けてパワーユニット交換を行うことを決めている。
■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 予選=DNF
もちろん予選でちゃんと走ることができずにがっかりしている。(ギヤボックス交換による)グリッドペナルティを受けることは決まっていたので、厳しい週末になることは分かっていたのだが。
こういう出来事が起きると僕らは試される。楽な道を行きたい人間なんていない。少なくとも僕はそうだ。今僕らは行き詰まったような状態にいるかもしれないが、何とかここから抜け出すつもりだ。
僕らのマシンはとても優れているし、チームは最高の仕事をしてくれている。まだ改善できるエリアはあるが、まだシーズン序盤なのだし、そのうち目指す位置に到達できるはずだ。
うなだれている人間は誰もいない。そこが重要だ。いまの僕らにとって最善の行動はここから学び、そして前に進むことだ。チームの皆も僕と同じぐらいうちのめされていることだろう。でもなるようになる。それだけのことだ。僕らは勝つときも負けるときも一緒だ。だから何が起きたのかを究明し、二度と同じことが起きないよう、努力し続ける。
ポジティブな面を挙げると、このコースはオーバーテイクが可能だということ。そしてマシンが速いということだ。だから明日までにしっかり直していいレースをしよう。
前にも同じ状況に陥った経験がある。2年前、ハンガリーでグリッド後方からスタートして表彰台に上った。つまり不可能なことなどないってことだよ。
ここではタイヤはあまり長く持たない。だから2年前の時ほど簡単にはいかないかもしれない。それでももちろんできるだけたくさん順位を上げるため全力を尽くす。少なくともポイント圏内には入るつもりだ。そこからどこまで行けるかだね。レースが終わるまではまだ終わりじゃない。