ファン・ドユン Vinchenzo Sospiri Racing
SQUADRA CORSE
VSR Lamborghini SQUADRA CORSE Formula Junior team
2016年4月15日
FIA-F4 第1大会(岡山国際サーキット)レビュー
ファン・ドユン、予選の失敗を跳ね返す快走で、連続完走を果たす。
■大会概要.開催地:岡山県、岡山国際サーキット(一周:3.703km)
開催日:2016年4月9日(土)~4月10日(日)
■大会結果
・63号車:ファン・ドユン
4月9日(天気:晴れ/路面:ドライ)
4月9日(天気:晴れ/路面:ドライ)
4月9日(天気:晴れ/路面:ドライ)
4月10日(天気:晴れ/路面:ドライ)
第1戦予選:28番グリッド第2戦予選:27番グリッド
第1戦決勝(規定周回数:15周、最大30分間):17位
第2戦決勝(規定周回数:15周、最大30分間):25位
■大会レビュー
2016シーズンのFIA-F4第1大会は4月9日~4月10日、岡山県の岡山国際サーキットで35台の参加により実施され、VSRランボルギーニ・スクアドラ・コルセ・フォーミュラ・ジュニア・チーム(VSR Lamborghini Squadra Corse Formula Junior Team)は、昨年、FIA-F4にスポット参戦していた韓国出身のファン・ドユン(31歳)を新たに起用し、1台体制で挑みました。
63号車に乗るファンは9日(土)午前に実施された予選で、ベストタイムに基づき第1戦決勝レースの28番グリッド、セカンドベストタイムに基づき第2戦決勝レースの27番グリッドを獲得しました。
迎えた9日(土)の第1戦決勝レース、好スタートを見せたファンは混戦のなか、うまくポジションをあげ、23番手で1周目を終えました。レースは2周目に上位陣3台が絡むアクシデントでセーフティカーが入り、5周終了後に再スタート。残り10周での戦いとなりました。6周目に20番手まで浮上したファンは、9周目にさらに1台をパスし、10周目、11周目にもポジションをアップ。最終的に17番手でチェッカーを受けました。
10日(日)の第2戦ではスタート順位のまま、25番手で1周目を通過。しかし2周目のダブルヘアピンで、痛恨のスピンを喫してしまい、再スタートを切るものの、32番手までドロップアウト。そこからハイペースで追い上げましたが、最終的にはスタート順位と同じ25位でチェッカーを受けました。
FIA-F4第2大会は5月3(火・祝)~4日(水・祝)に静岡県の富士スピードウェイにて開催されます。
■コメント
・63号車:ファン・ドユン
「今シーズン、ランボルギーニ社の若手育成ドライバープログラムのひとりとして、VSRランボルギーニ・スクアドラ・コルセ・フォーミュラ・ジュニア・チームから日本のFIA-F4に参戦できることになって、とても嬉しく思っています。水曜日にサーキットに入って準備をしていたのですが、木曜日が雨で、金曜日以降が晴れという天気予報でしたので、走りたい気持ちを抑えて、あえてウェットの練習走行はキャンセルしました。金曜日の練習走行はまずまずの感触でしたが、ややアンダーステア傾向にあったマシンを、セットアップを色々試しながら調整し、予選に向けて自信を深めていきました。予選は、開始と同時に前のほうでコースインすることができ、早めにタイヤを温めてアタック開始。2番手タイムをマークしたところでピットインして微調整をし、最後に再びアタックするつもりでしたが、赤旗が2度も出てしまい、アタックのタイミングを失ってしまいました。タイム的にも順位的にも不本意な予選でした。
第1戦の決勝は、スタートはうまくいき、レース中も何台かをパス。ヘアピンでアウトから抜けたのは、いい経験になりました。結果は17位完走でした。第2戦は気合が入りすぎてしまい、2周目のダブルヘアピンで単独スピンしてしまい、レース復帰した時には32番手まで落ちてしまっていました。悔しかったですが、気持ちを切り替え、1台、また1台とパスして25番手でチェッカーを受けました。VSRランボルギーニ・スクアドラ・コルセ・フォーミュラ・ジュニアチームでのデビュー戦は、予選の失敗がすべてでしたが、自分としてはマシンの特性もつかめましたし、何台もオーバーテイクできたことで、レースに対する自信を深めました。次の富士戦では、練習をめいっぱいし、シミュレーター・トレーニングもして、万全の体制で勝負に出るつもりです」