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韓国発「スタイルナンダ」本格進出から1ヶ月間で売上1000万円、初夏には福岡出店も

2016年04月16日 13:02  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

STYLENANDA公式サイト トップページより
韓国発のファッションブランド「スタイルナンダ(STYLENANDA)」が、日本に常設店を出店し本格上陸してから1ヶ月半が経った。現在では伊勢丹新宿本店と阪急うめだ本店、オンラインにショップを展開しているが、直近1ヶ月間(3月単月)の売り上げは1,000万~1,300万円と堅調に推移。夏前を目処に、福岡などへの出店も計画しているという。

スタイルナンダ日本展開、出だし好調の画像を拡大

 日本で「スタイルナンダ」を展開するのは、郊外SCを中心にウィメンズアパレル「ブージュルード(Bou Jelound)」を運営するリンクイット。都市部の知名度が高い商業店舗に進出したい同社と、若年層を取り込みたい百貨店との狙いが合致し、国内では「スタイルナンダ」の店舗を百貨店から広めていくことに至ったという。
 日本での展開は好調で、昨年秋に伊勢丹新宿本店と阪急うめだ本店に出店した期間限定ショップでは1週間で700万~800万円を売り上げ、この春の常設店オープンでは初日に100人以上が並んだという。来店客は20歳前後の女性が多く、百貨店に親しみをもつ母親と共に訪れる姿も目立つ。購入商品のうち2割がアパレルで、残り8割はコスメ。入荷してもすぐ売切れてしまうというミルククリームや、発色に定評があるリップが特に人気だ。
 スタイルナンダが日本で受け入れられている理由についてリンクイット代表の森健太郎氏は、「スタイルナンダのモデルに起用されることが登竜門とされているくらい現地では影響力があるブランド。(日本でも)もともとECから広まっただけに、広告宣伝効果が大きい。また、ポップで可愛らしいイメージ戦略に憧れる人も多い」とコメント。今後は日本版ECの強化に取り組むと共に、福岡・博多阪急への出店を検討中。中部エリアでは名古屋への進出も視野に入れている。韓国本国ではECの他に路面店の影響も強く、「日本でも表参道界隈で条件に合う物件があれば出店したい。そこでは(スタイルナンダ以外にも)K-POPアーティストに愛用されているような他のブランドも含めて一つの集合体として展開できたら」という。今年9月から来年8月までの1年間で売上5億円を目指す。
■STYLENANDA