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福士蒼汰 × 土屋太鳳、“男女バディ”としての相性は? 本日21時『お迎えデス。』の役回りを読む

2016年04月16日 08:31  リアルサウンド

リアルサウンド

『お迎えデス。』公式サイトより

 福士蒼汰が主演を務め、土屋太鳳が相手役となるドラマ『お迎えデス。』(日本テレビ系列)が、本日21時より放送される。同作は、人気少女漫画家田中メカの『お迎えです。』を実写ドラマ化したもので、幽霊を見るだけでなく自身に憑依させる能力を持つ大学生の堤円(福士蒼汰)が、先輩の阿熊幸(土屋太鳳)にしごかれながら、“死者を成仏させるアルバイト”に精を出すラブコメディだ。


 ともにNHK連続テレビ小説でブレイクした背景を持つふたりの共演は、どんなところが見どころとなるのか。ドラマ評論家の成馬零一氏に話を聞いた。


「福士蒼汰は、もともとクールな二枚目キャラでしたが、大きく注目を集めるきっかけとなった『あまちゃん』での種市浩一役をきっかけに、“真面目すぎていじられる”キャラがハマるようになりました。端正な顔立ちながらちょっと鈍感で、コメディではツッコミよりもボケのタイプです。ひとつのことに熱中すると、周りが見えなくなってしまうというか。今回の役どころである感情希薄な理系オタクは、まさにピッタリの配役といえるでしょう。また、脚本を担当する尾崎将也氏は、『結婚できない男』などを手がけてきた人気脚本家で、とくに鈍感な男の滑稽さをコミカルに描くことに長けています。『お迎えデス。』はティーン向けの作品なので、その枠の中でどんな風に福士を動かしていくのかが楽しみです」


 相手を務める土屋太鳳との相性も悪くないと、同氏は続ける。


「土屋太鳳は、以前は『鈴木先生』の小川蘇美役を筆頭に、影のある繊細な美少女を演じることが多かったのですが、『まれ』の津村希役以降は、明るく前向きな正統派ヒロインを演じられるようになりました、ストレートに自分の感情を解放する演技が上手いので、コメディではツッコミが合っているでしょう。会話劇も得意としているので、今回は福士蒼汰演じる堤円をリードしていくのでは。役どころも感情むき出しの猪突猛進女子とのことで、活き活きとした演技が期待できそうです。また、福士と土屋はともにアクションができる俳優なので、その身体性を活かした演技が見られるとなお嬉しいですね」


 前クールで、亀梨和也と広瀬すずの男女バディぶりも話題となった『怪盗 山猫』に続く、新たな男女バディものとしても期待できる『お迎えデス。』。成馬零一氏が「このドラマ枠は、漫画原作のキャラクタードラマや学園ミステリなど、さまざまな作品がありましたが、最近は若手の注目株を起用し、男女ともに魅力的に描こうとしていることが感じられる」というように、ふたりの魅力がたっぷりと味わえる一作となりそうだ。(リアルサウンド編集部)