シトロエンは来シーズンの世界ラリー選手権(WRC)に投入するシトロエンC3 WRCのテスト走行を開始した。
WRCではラリー人気を取り戻すべく、2017年から新たな車両規則を導入。車体幅の拡大やエンジン出力の向上、センターディファレンシャルの復活などにより、よりアグレッシブな走りが期待されているが、マシンの安定性が増すことでかえって魅力が半減するのではとの声も聞かれている。
今週初めにはフォルクスワーゲンが17年型ポロR WRCのイラストイメージを公開しているが、実際に走行している17年仕様のマシンが公開されたのは今回が初めてのことだ。
チームは先週、パリ近郊のテストコースでC3 WRCのシェイクダウンを行っており、今回は初のグラベルテスト。今回はチームのエースドライバー、クリス・ミークがステアリングを握っている。次回以降のテストには、若手ドライバーのクレイグ・ブリーンがテストに合流するものとみられているほか、チーム代表のイブ・マトンはテストチームを2班に増やし、データ収集の効率化を図るプランがあると示唆している。
Welcome aboard our new @Citroen #WRC! #Test1 🚗💨🚀 pic.twitter.com/sDclfSheQy— Citroën Racing (@CitroenRacing) 2016年4月15日