バーレーンGPで新型ショートノーズを投入したウイリアムズ。バーレーンでは、ひとつだけの新ノーズをフェリペ・マッサが使用したが、中国GPではボッタスが装着する予定だ。
中国GPでも使用できる新ノーズは、ひとつしかないためマッサは旧仕様に戻すことになる。
マッサはバーレーンGPでは間違った戦略もあってペースが上がらず、レース後に「新しいフロントセクションについて何かを学ぶのは難しかった」と語っていた。中国GPのパドックでは「バーレーンは簡単な週末ではなかったよ。まだノーズは、ひとつしかないんだ。もうひとつ完成すれば良かったけど、今回は違うクルマでテストする。ここのコースで、どう働くかを見てみよう。新しいノーズが良いものなのかどうか理解する必要がある」とコメントしている。
ウイリアムズはバーレーンの決勝で、2スティント目に履いたミディアムタイヤでのペースが悪かったにもかかわらず、2ストップ作戦にこだわり、3スティント目もミディアムを選択した。結果マッサは8位に沈み、対照的に序盤からスーパーソフトタイヤでつなぐ3ストップ作戦を選んだハースのロマン・グロージャンは5位でフィニッシュした。
マッサは前戦の失敗を踏まえ、的確な戦略を採らなければならないと考えている。
「学ぶことが、たくさんあった。ウイリアムズの戦略が間違っていたのは明らかで、僕たちはタイヤへの理解を深めようとしている。ハースはアグレッシブな作戦を選び、成功した。臨機応変に戦略を変更していかなければ、ポジションを失ってしまう」
「ウイリアムズには、もっと上を目指すためのアイデアがあり、ロングランでのペースも改善できると信じている」と、マッサは中国GPでの前進を誓った。