マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが、今週末の中国GPに出場することが暫定的に認められた。オーストラリアGPで大クラッシュを喫した影響でバーレーンを欠場したアロンソだが、14日にFIAのメディカルチェックを受けた結果、金曜フリー走行1回目への出場が許された。その後に再び検査を受け、FP2以降に走ることが可能かどうかを診断される。
肋骨骨折と気胸の症状が出たためバーレーンではFIAのメディカルチェックをパスできず欠場したアロンソだが、その後、トレーニングを再開し、中国での復帰に備えていた。しかしグランプリ直前の木曜にFIAから許可が出るまでは復帰は確実ではないとして、チームはリザーブドライバーのストフェル・バンドーンを現地に待機させると認めていた。
14日午前中にFIAのチェックが行われたものの、結果はなかなか明らかにされず、現地時間19時近くになってようやくFIAの声明が発表された。FIAによると復帰に関する規則を厳密に満たしている状況ではなく、そのためスチュワードはFIAメディカルデリゲートや中国GPのチーフ・メディカル・オフィサーのアドバイスを受け、アロンソの主治医の意見を参考にした上で審査、その結果、アロンソのFP1出場を認め、週末すべてに参加できるかどうかはFP1直後の検査で決定するという結論を下した。
「ドライバー、フェルナンド・アロンソは以下の条件の下に参加を許可される」と声明には記されている。
「ドライバーは、FIAメディカルデリゲートおよび(中国GPの)チーフ・メディカル・オフィサー(CMO)により、国際スポーツ法典12.1.1.i条に従うよう指示を受けた」
「さらに、F1スポーティングレギュレーション22.14条に従って、FIAメディカルデリゲートおよびCMOにより、FP1の直後、今回のイベントのそれ以降に参加する適正があるかどうかを決めるため、さらなる検査を受けることが指示された」