チーム・スズキ・エクスターからMotoGPに参戦しているマーベリック・ビニャーレスは、ヤマハへの移籍がウワサされているが、その契約に関する“プレッシャー”が、サーキットで高いパフォーマンスを発揮する手助けになっていると語った。
現在パドックでは2015年のMotoGPクラスチャンピオン、ホルヘ・ロレンソ(モビスター・ヤマハ・MotoGP)がヤマハからドゥカティのファクトリーチームへ移籍するものとウワサされており、ビニャーレスはロレンソの後任ライダー筆頭であると報じられている。
昨年、MotoGPクラスにデビューしたビニャーレスは、シリーズランキング12位を獲得。経験豊富なチームメイト、アレイシ・エスパルガロに迫る活躍をみせ、今シーズンはさらなる飛躍をみせている。チームを率いるダビデ・ブリビオは、可能な限りのあらゆる手段を講じてビニャーレスを引き留めようと試みていると、アメリカGPで明かしている。
自身の将来について尋ねられたビニャーレスは「そういった話が頭をよぎるのは、自分にとっていいことだと感じている」とコメントしている。
「契約にまつわるプレッシャーが、僕のモチベーションを高めてくれていて、ライディングスタイルの新たな発見にも繋がっているよ。間違いなく助けになっていると感じている」
「ただ、今の状況にも満足しているんだ。将来よりも現在に集中するべきだと思う」
チームはアメリカGP終了後もサーキットに留まり、マシンのリヤグリップ不足の改善に向けプライベートテストを実施。ビニャーレスもチームメイトのエスパルガロとともにテストに参加している。