ルノーはF1中国GPを前に、中国出身のカートドライバー、スン・ユエ・ヤンをドライバー育成プログラム「ルノー・スポール・アカデミー」に迎えることを発表した。
新たな育成ドライバーとともに「アジアン・フォーミュラ・ルノー」シリーズで新たなスカラシップを設けることも明らかにされ、中国をターゲットにしたドライバー育成計画が強化される。
ヤンは上海の出身で、現在15歳。WSKチャンピオンズ・カップで中国人ドライバーとしては初めて表彰台に登壇、ドイツ選手権で優勝を飾るなど多くの実績を残している。
ルノー・スポール・アカデミーには、ジャック・エイトケン、ケビン・ヨルグ、ルイス・デレトラーズ、そして2015年フォーミュラ・ルノー3.5チャンピオンであるオリバー・ローランドが在籍。ヤンは複数年契約で同アカデミーに加わり、F1へと続くステップアップへの大きなチャンスを手に入れた。
ルノー・スポール・レーシングのレーシングディレクター、フレデリック・バスールは「ルノー・スポール・アカデミーは若いドライバーにとって、とても有益なツールだ。ルノー・チャイナとヤンに、すばらしい機会を与えられることを誇りに思う」と語っている。