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MotoGP:スズキ、COTAでプライベートテストを実施。今後のシーズンに手応え

2016年04月14日 11:41  AUTOSPORT web

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第2戦の舞台、サーキット・オブ・ジ・アメリカズでプライベートテストを行ったチーム・スズキ・エクスター
チーム・スズキ・エクスターは4月12日に、第3戦アメリカズGPの開催地、サーキット・オブ・ジ・アメリカズでプライベートテストを実施した。

 テストは、マーベリック・ビニャーレスとアレイシ・エスパルガロが、序盤3戦で収集したデータを検証すると共に、2016年型シャーシのセットアップや電子制御の開発に取り組み、今後のシーズンに向けて有効なテストとなったようだ。ふたりのライダーはテスト後に以下のようにコメントした。



■マーベリック・ビニャーレス
「プレシーズンに試したシャーシのセットアップと序盤3戦で使用したセットアップを比較し、このコースで、もっとポジティブな結果となる新しいセットアップが見つかったことがうれしい。ポジティブな面とネガティブな面を深く検証するには時間が必要だから、今回のテストでコインの裏表を本当に確認することができた。これで2つの選択肢を持つことになり、コースによって最適なほうを選ぶことができる」

「僕たちは基本的にトラクションの向上と、よりハードブレーキングを可能とすることを追求している。今回のセットアップが効果的だった。ラップタイムはすごくよくハッピー。電子制御に関しても前進した。これも僕たちを助けてくれることになる。継続的に改良されていることはよいことだ。今回のテストは非常に重要だった。3戦を終えて状況を検証し、僕たちがどこに位置しているのか確認でき、今後の方向性を明白に持つことができた」




■アレイシ・エスパルガロ
「テストの機会を得たことはよかった。現在の僕たちの位置がより明白になった。シャーシのテストに集中した。カタールから使用している2015年型と冬の間に使用した2016年型を比較するために、2016年型の新たなセットアップを試した。2015年型と2016年型の違いはそれほど大きくないけど、いいポイントが異なる。これはコースによって、より適応した選択肢があるということだ」

「自信が高まり、ラップタイムもよくなった。困難だった序盤の3戦の後でハッピーだ。ミシュランタイヤに適応するライディングスタイルを追求しているところで、ポジションを少し変更し、電子制御も試した。よりよく理解するには、より深く検証しなければいけない。今回のテストはよかった。僕たちの方向性に集中し、アイデアを評価することに役立った」