天才フラメンコ・ギタリストの生涯を綴るドキュメンタリー『パコ・デ・ルシア 』予告映像公開

　フラメンコ・ギタリスト、パコ・デ・ルシアのドキュメンタリー映画『パコ・デ・ルシア 灼熱のギタリスト』の日本公開が7月に決定し、あわせて予告映像が公開された。

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　本作は、7歳でギターを手にし、12歳でプロのフラメンコ・ギタリストとしてデビューしたパコ・デ・ルシアの生涯を綴るドキュメンタリー。パコの実子クーロ・サンチェスが監督を務め、当時の映像や著名アーティストのインタビューとともに、彼が歩んだ輝かしい人生を描き出す。

　予告映像では、楽屋内での様子やリハーサルシーンなど、関係者しか見ることができないパコの姿が映し出されている。本作のプロデューサーを務めたルシア・サンチェス・バレラ、共同脚本のカシルダ・サンチェスもパコの娘であり、作品にはパコの芸術と向き合う姿勢や音楽に対する深遠な哲学、孤独を重んじる人生観が余すことなく収められている。

　また、本作には国内外で集められた映像の数々や、貴重なライブ・シーンも多く使用されている。少年時代のテレビ出演をはじめ、驚きのテクニックを披露するソロ演奏、パコの魂を揺さぶったというカマロンとのデュオ、大ヒット「二筋の川」を紹介するテレビ番組、最晩年のステージ・シーンなども確認できる。そのほか、カルロス・サンタナ、ジョン・マクラフリン、チック・コリアらの著名アーティストが、パコに寄せた証言も多数収録されている。（リアルサウンド編集部）