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シルバーストン、「ジャガー・ランドローバー」への売却は実現するのか

2016年04月13日 14:31  AUTOSPORT web

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シルバーストン・サーキット
「ジャガー・ランドローバー」がシルバーストン・サーキットの買収交渉を進めている。サーキットの所有者であるブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ(BRDC)も売却に前向きだ。

 BRDC代表のジョン・グラントは2016年2月の時点で売却計画を明らかにしており、4月7日にメンバーによる投票が行われた。結果は54%が売却に賛成というもので、BRDCは今後の計画を検討中だという。

 シルバーストンに対しては、ジネッタ社のオーナーであるローレンス・トムリンソンからも買取のオファーがあり、これも状況を複雑にしている。

 現在は「ジャガー・ランドローバー」と独占交渉するという合意があるため、BRDCは7月までトムリンソンとは交渉することができない。しかし、この「第2のオファー」があるために、BRDCメンバーの間で意見が割れている。

 一部のメンバーは、シルバーストンをモータースポーツに関係のない企業に売却することを懸念している。会議に参加した、あるメンバーは「意見は非常に拮抗している」と語り、いまだシルバーストンの確かな将来は決まっていないようだ。

 シルバーストンは1950年に始まったF1世界選手権、最初のレースの開催地であり、「モータースポーツの聖地」として知られている。2009年に当時BRDC会長を務めていたデイモン・ヒルがイギリスGPの長期開催契約を締結、2026年までの開催が確約されている。