トップへ

高島屋による路面形式の時計店、オープン5ヶ月で売上24億円

2016年04月13日 09:02  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

タカシマヤ ウオッチメゾン公式サイトトップページより
高島屋が昨年10月に日本橋に出店した「タカシマヤ ウオッチメゾン」の売れ行きが好調だ。オープンから半年で、目標値を37%上回る約24億円を売り上げた。

タカシマヤ ウオッチメゾンが好調の画像を拡大

 タカシマヤ ウオッチメゾンは、2019年春のグランドオープンに向けて進行中の日本橋再開発計画の一環として、高島屋日本橋店本館の斜め向かいにオープン。これまで本館6階の一画で展開していた時計売り場を路面店形式で独立させた。世界最大級の品揃えが魅力の一つで、2フロア約800平方メートルの売場には80ブランド以上を取り扱うほか、専門スタッフによるコンサルティングや時計修理に関するアフターケアなどのサービス面も充実させている。
 客層としては外商の顧客をはじめ、海外から日本に訪れた富裕層のインバウンド客など幅広い層を取り込み、オープンから5ヶ月の売上は堅調に推移した。年間売上は52億円を目標にしており、現時点では11ヶ月足らずで目標額を上回る勢い。だが不安要素は残る。同じく百貨店業を営むJ.フロント リテイリングでは、「今年1月の株価低下以降、活発だった国内富裕層の購買意欲にブレーキがかかりつつある」(山本良一社長)と慎重な見方をしており、またインバウンド需要についても「中国で税制が変わるなど色々な変化が出ており、時計といった高額品の動きが鈍ってきている」という。