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『クリーピー 偽りの隣人』、前川裕による原作の続編『クリーピー スクリーチ』発売へ

2016年04月12日 16:51  リアルサウンド

リアルサウンド

『クリーピー・スクリーチ』

 西島秀俊が主演を務める映画『クリーピー 偽りの隣人』の原作小説の続編『クリーピー スクリーチ』の文庫が、4月12日に発売されることが決定した。


参考:西島秀俊も香川照之も昔はこの風景の中にいたーー『クリーピー 偽りの隣人』の強烈な黒沢清濃度


 『クリーピー 偽りの隣人』は、前川裕による小説『クリーピー』を、『岸辺の旅』で第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門監督賞を受賞した黒沢清監督が映画化したサスペンス・スリラー。“奇妙な隣人”への疑惑と不安から、ある夫婦が深い闇へと引きずり込まれていく恐怖を描き出す。キャストには、西島秀俊、竹内結子、川口春奈、東出昌大、香川照之らが名を連ねる。


 “鋭い叫び声”を意味する“スクリーチ”がタイトルに入った『クリーピー スクリーチ』では、獣のような“金切り声”を現場に残す「女子学生連続殺人事件」をテーマに、大学キャンパスの闇に潜む恐怖に迫り、映画では西島が演じる主人公の犯罪心理学者・高倉と、竹内が演じる妻・康子のその後が描かれる。


 続編の発売決定を受け、著者の前川からはコメントが到着。映画化が続編執筆に影響したことを明かしている。


■著者・前川裕 コメント
映画『クリーピー 偽りの隣人』で、西島秀俊さんが演じる高倉や竹内結子さんが演じる康子がその後どうなったか、気になる方も多いのではないでしょうか。本作ではそれが明らかになります。気味の悪さも負けてはいません。ただ、前作では高倉と康子がそれほどの美男・美女に描かれていなかったのに、本作ではその容姿がぐっとアップします。明らかに、映画の影響ですね。容姿が変わるのはおかしいという読者のお叱りは覚悟の上です。


(リアルサウンド編集部)