2016スーパーGT第1戦岡山 Hitotsuyama Audi R8 LMS 新型Audi R8 LMSのデビュー戦を7位入賞で飾る
Audi Team Hitotsuyamaは、2016年4月9日、10日、岡山県の岡山国際サーキットで開催されたSUPER GT開幕戦「OKAYAMA GT300KM RACE」に出場し、7位入賞を果たしました。
Audi Team Hitotsuyamaは、2016年シーズンもAudi Japan/Audi Sportからのサポートを受け、GT300クラスに参戦します。今シーズンは新型Audi R8 LMSを投入するとともに、タイヤをダンロップに変更。ドライバーは、引き続きリチャード・ライアンと藤井誠暢のふたりが担当し、シリーズチャンピオン獲得に向けて戦いを挑みます。
4月9日、晴天に恵まれ、汗ばむ陽気となった岡山国際サーキットでは、ノックアウト方式による予選が行われました。それに先立ち臨んだ公式練習では、ライアンが1分26秒552の2番手タイムをマークし、順調な滑り出しを見せました。ところが、ピットストップ直前にギアボックス系のトラブルが発生。その修復のために、後半の走行を断念せざるを得ませんでした。
午後の予選は、藤井がQ1を担当。公式練習では走行できなかった藤井でしたが、1分27秒033のタイムで6位に着け、Q1突破を果たします。そして、Q2ではライアンが1分26秒254をマークし、6位で予選を終えました。
予選結果
P1 #25 VivaC86MC 土屋武士/松井孝允
P2 #65 LEON CVSTOS AMG-GT 黒澤治樹/蒲生尚弥
P3 #7 Studie BMW M6 ヨルグ・ミューラー/荒聖治
P6 #21 Hitotsuyama Audi R8 LMS リチャード・ライアン/藤井誠暢
翌10日には、曇り空のもと決勝が行われました。19,000人が見守るなか、14時50分にレースがスタート。オープニングラップで1つポジションを下げたものの、上位とほぼ同じペースで周回を重ねる藤井は13周目に6位に浮上。その後も果敢な走りで18周目には5位にポジションアップを果たしました。
前日予選で使用したタイヤを装着してスタートするレギュレーションにより、柔らかめのタイヤで走行していた藤井ですが、このタイヤの摩耗が予想以上に早く進み、藤井のラップタイムは落ち始めてしまいます。予定よりも早い32周目にピットイン。チームは硬めのタイヤをAudi R8 LMSに装着し、ライアンにステアリングを委ねました。その際、ホイールナットが緩まないトラブルが発生し、交換作業で数秒をロス。コースには19位で復帰しました。ライアンは確実な走りで徐々に順位を上げ、ライバル勢がほぼ全車ピット作業を終えた46周目には9位、71周目には8位に。さらに、最終ラップの76周目、最終セクターでひとつポジションを上げ、新型Audi R8 LMSのデビュー戦となる岡山で7位入賞を果たす結果となりました。
決勝結果
P1 #65 LEON CVSTOS AMG-GT 黒澤治樹/蒲生尚弥
P2 #4 グッドスマイル 初音ミク AMG 谷口信輝/片岡龍也
P3 #7 Studie BMW M6 ヨルグ・ミューラー/荒聖治
P7 #21 Hitotsuyama Audi R8 LMS リチャード・ライアン/藤井誠暢
チーム代表一ツ山亮次のコメント
「テストの段階ではまずまずの手応えを掴んでいましたが、開幕戦の予選までは各マシンの本当の実力は分からないので、予選をとても楽しみにしていました。Audi R8 LMSは予想通り、昨年までのマシンより格段にパフォーマンスアップしていて、安心してQ2に進出できるだけの実力を持っていることがはっきりと分かりました。決勝レースでは、スタートを担当した藤井のタイヤが予想以上に早く摩耗してしまい、いくつか順位を落としてしまいましたが、逆にハードタイヤで走行したリチャードはレース終盤トップ3より良いペースで周回を重ねていましたし、最終ラップでポジションを上げることができました。今回ダンロップタイヤでの初めてのレースでしたが、特性に関してもさらに理解を深めることができましたし、第2戦以降、間違いなく上位を狙っていけると思っています。マシンのパフォーマンスに関しても、両ドライバーは非常に高く評価していますので、シーズンを進めていくのが楽しみです。」
次戦は2016年5月3日、4日、静岡県の富士スピードウエイにて開催されます。表彰台の中央を目指し、チーム一丸となって臨みますので、引き続き皆様のご支援、ご声援をお願いいたします。