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ロエベ「ミラノサローネ」にレザー装飾したヴィンテージ家具を出展

2016年04月11日 18:02  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

マルケトリー イン レザー Image by: ロエベ ジャパン
「ロエベ(LOEWE)」が、4月12日から開催される「ミラノサローネ国際家具見本市」で新プロジェクト「マルケトリー イン レザー」を発表する。陶芸に着想を得た「レザーボウルズ コレクション」を発表した2015年ミラノサローネに続く出展。新作では様々な素材のインレイ(象嵌)を使って家具を装飾する伝統工芸「マルケトリー」を再解釈し、ブランドが得意とするレザーを用いて20世紀初頭のヴィンテージ家具を現代らしくアップデートする。

ロエベミラノサローネに家具出展の画像を拡大

 展示されるのは、大型の衣装箪笥とベイリー・スコットデザインの椅子2脚など、計6点のヴィンテージ家具。花や風景などアーカイブのプリントや模様を、拡大または抽象化してコンテンポラリーなデザインモチーフに作り直し、木材表面に切り抜いたレザーをはめ込んだり、ドローイングによって表現した。多用される鯉のモチーフは、クリエイティブ・ディレクターのジョナサン・ウィリアム・アンダーソン(Jonathan William Anderson)が香港で出逢ったという何百年も前に日本で制作された木製屏風のデザインをアレンジしたもので、これまでのコレクションでもセットに使用された。 
 同プロジェクトでは、一つひとつのレザーピースをモザイクのような絵の中に完璧にはめ込むため、職人の高度な技術や精度、ディテールへのこだわりが求められる。今後、これらの技術を施したクラッチバッグなどの販売も予定されている。