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野尻「レース内容もまだまだ改善したい」

2016年04月10日 22:51  AUTOSPORT web

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ARTA NSX CONCEPT-GT
第1戦 岡山 決勝レポート (GT500)
ブレーキトラブルでリタイア、次戦までに究明

 今朝のフリー走行は昨日のセットの見直しを行う予定だったが、赤旗が出てしまい、セットの確認が正確に出来なかった。決勝は晴れの予報なので、気温が上がる事を想定してセットのアジャストを行い、スタートに備えた。
 開幕戦のスタートドライバーは野尻智紀。野尻は順位を落とす事無く、周回を重ねたが、10周を過ぎたあたりからペースが上がらなくなってきた。何とかポジションをキープして周回を重ねたものの、13周目にはひとつポジションを落としてしまう。
 しかし、その後のペースは安定していて、大きな落ち込みは無かったが、24周目の1コーナーでいきなりブレーキが抜けてしまうトラブルが発生。野尻は車にダメージを与える事無くピットに戻ってきたが、修復が出来ず残念なリタイアとなった。
 次回のレースまでにトラブルの原因を究明して、富士では入賞を目指したい。



鈴木亜久里監督のコメント
「ペースは極端に悪い訳では無かったから、最後まで走りきれなかったのは残念。現在の不調の原因をひとつでも見つける為に最後まで走りきりたかったんだけど、データや車を分析して次回のレースに生かしたいね」

星学文エンジニアのコメント
「午前中は昨日の悪かった部分を直していく予定でしたが、ピックアップが始まってしまい、正直言って午前中のセットの評価は出来ませんでした。午後は路面温度が上がる事を想定してアジャストしたのですが、いざ走るとピックアップが始まってしまい、ペースもあまりよくありませんでした。最終的にはブレーキのトラブルでリタイアしてしまいましたが、次もブレーキに負担がかかる富士なので、車を見直して挑みたいです」

松浦孝亮選手のコメント
「野尻は苦しい中、頑張ってくれたのにトラブルに見舞われてリタイアしてしまったのは残念です。次に向けて良い車に仕上げられるように準備したいです」

野尻智紀選手のコメント
「結果はリタイヤとなってしまいましたが、レース内容もまだまだ改善しなければならないところは沢山あるので、自分自身も改善出来る所は改善し、チームに対しても車のフィードバックをしてもっとパフォーマンスを上げて行きたいと思います」