将来的に再度F1をイモラで開催する可能性を探るため、主催側のトップであるセルバティコ・エステンスがバーレーンでバーニー・エクレストンと話し合いを持ったという。
イモラは2006年以来F1を開催していないもののサーキットの改修を行っており、最近になってF1開催に必要とされるFIAのグレード1認定を取得。モンツァでのイタリアGP開催は危機に瀕しており、サーキット側とエクレストンは今も協議を続けている。
エステンスとエクレストンとのミーティングはF1招致に関するものだと考えられており、エステンス自身はF1を呼び戻す可能性を探っていると明言している。話し合いは決定的な結論に至っていないが、目的はモンツァをカレンダーから除外することではないという。イモラはピットとパドックの改修を行っており、将来的に再度F1を開催する意思と準備があることを、今回の話し合いのなかで明確にした。
イタリアGPは1950年以来モンツァで開催されていたが、1980年に一度だけイモラが代替地となっている。1981年以降はサンマリノGPと銘打って、2006年までイタリア国内で1シーズンに2度のF1が開催されていた。現在はスーパーバイク世界選手権を主力レースとするイモラは、サンマリノGP初年度から35周年となる今年、記念硬貨を発行している。