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GT500予選Q1:千代がステップアップ初の予選でいきなりコースレコード更新のトップ通過

2016年04月09日 16:01  AUTOSPORT web

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S Road CRAFTSPORTS GT-R
スーパーGTの2016開幕戦の公式予選Q1が行われ、S Road CRAFTSPORTS GT-Rの千代勝正がトップ通過を果たした。

 汗ばむほどの暑さを感じるほど気温が上がった中で予選Q1がスタート。午前中の公式練習でトラブルに見舞われたRAYBRIG NSX CONCEPT-GTも修復が間に合い、グリーンシグナルとともにコースイン。確認のため1周のチェックラップを行った。また同じタイミングでフォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rもコースインし1周チェックを行い、ガレージに戻った。

 ここからGT500クラスの予選では恒例のタイミング待ちの時間に。残り8分30秒になって、まずはフォーラムエンジニアリング GT-RとWedsSport ADVAN RC Fのヨコハマタイヤ勢がコースイン。これを皮切りに続々と各車がピットを後にした。

 ここで一番最後にコースインしたRAYBRIGの後方から一瞬白煙が上がりトラブル再発かと思われたが、そのまま問題なくタイムアタックに突入した。

 まずトップタイムをマークしたのは昨年王者のMOTUL AUTECH GT-Rの松田次生。1分19秒055をマークしコースレコードに迫ったが、直後にGT500で続いて初の予選に挑んだS Road GT-Rの千代がコースレコードを塗り替える1分18秒885を叩き出した。これがそのままトップタイムとなり、千代がいきなり大役を果たし、Q2の本山哲にバトンを渡した。

 MOTUL GT-Rの松田も最終的に1分18秒918まで詰めて2番手を死守。3番手にはチーム2年目となるDENSO KOBELCO SARD RC Fのヘイキ・コバライネンが1分19秒004で続いた。

 また波乱だったのは今季からカラーリングを大幅に変えたau TOM’S RC Fは伊藤大輔が担当したが、わずか0.036秒差でQ1脱落。また午前中から元気がなかったホンダ勢はドラゴ モデューロNSX CONCET-GTの武藤英紀が陣営最高位につけるが、またしても下位5台に沈んでしまった。

 今年からハイブリッドシステム非搭載という大幅な変更を行ったホンダ陣営だったが、いきなり厳しい結果をつきつけられてしまった。