トップへ

岡山出身の蒲生尚弥と広島出身の松井孝允が美作警察署を表敬訪問

2016年04月09日 14:51  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

美作警察署を表敬訪問した岡山出身の蒲生尚弥と広島出身の松井孝允
2016年のSUPER GT開幕戦「OKAYAMA GT 300km RACE」の開幕を翌日に控えた4月8日、SUPER GTのGT300クラスに参戦する蒲生尚弥(No.65 LEON CVSTOS AMG-GT)と松井孝允(No.25 VivaC 86 MC)の両選手が、岡山国際サーキットのサーキットクィーンを務める鈴木志歩さん、高崎まゆ子さんと共に、サーキット最寄りの美作警察署を表敬訪問した。

 SUPER GTを統括するGTアソシエイション(GTA)は、シリーズ戦を開催している国内サーキットにおいて、当該サーキットの所管である県警察本部と協力し、サーキットへの来場者を対象に交通安全啓発活動を行っている。今回の美作警察署訪問もその一環で、訪問した選手も岡山県は倉敷市生まれで高校卒業まで倉敷で過ごした蒲生選手と、お隣の広島県福山市の出身で、岡山国際サーキットで腕を磨いてレースデビューした松井選手と、地元ゆかりのふたりとなった。

 表敬訪問では、まず蒲生選手が全GTドライバーを代表し、美作警察署の西馬眞一署長を前に「交通安全の誓い」を宣言した。宣言では「レースというと速度が速くて危険だと、間違ったイメージで伝えられることも少なくありませんが、実際には多くの安全規則を守りながら、事故やトラブルを回避、チーム一丸となってゴールを目指す、言わば“究極の安全運転”が求められています。多くのファンに支えられ、世の中の注目を浴びる職場であることを自覚し、プライベートで運転する時も交通ルールを順守し、安全運転に務めて一般ドライバーの規範となって交通安全に努めます」と述べた蒲生選手。この後、宣言書を西馬署長に手渡し、約束とした。

 続いて地域の交通安全に役立ててもらおうと、松井選手からは「SUPER GTリフレクター」を100個(目録)を、美作交通安全協会の松原啓会長に贈呈。これは歩行者の安全を確保するリフレクター(反射材)にLEDの発光機能を追加したもので、一昨年8月から市販されているSUPER GTオリジナルの交通安全グッズだ。
 西馬署長は「プロのドライバーもおっしゃっていたように交通安全は基本が大事。これからも一般ドライバーに基本の大事さを指導して交通安全を図っていきます」と、表敬訪問を受けてあいさつ。

 美作警察署は、かつて勝英警察署と呼ばれていた頃から管轄である岡山国際サーキットの警備も担当する。SUPER GT開幕戦を控え、西馬署長は「管内ではサッカーの大会などイベントも多く、大きなイベントの時には美作署から警備に駆けつけています。私自身はこの春に移動してきたばかりで、まだSUPER GTの大会(の警備)は初めてとなりますが、盛大な大会だと聞いています」と語り、春のビッグイベントを前に気持ちも新たにしていた。