4月から働き始めた新人に、先輩社会人はひとこと言いたくなるものだ。あるツイッターユーザーは3月末に「明日から新社会人になるみなさんへ、偉そうに一言」と断ったうえで、こんなアドバイスをしている。
「何か言われたら必ずメモを取りましょう。日付と誰が言ったかを含めて。それは、自分の身を守るためのものです」
「メモなんか取るな!」と叩き落とす人もいるけれど
「社会人ならメモを取れ」と指示された経験のある人は多いはずだ。指示を忘れないために書き留めるだけでなく、相手の話を真面目に聞いている姿勢を示すためには欠かせない、という説もあるほどだ。
しかし「新人にメモを取らせるな」という声もある。それほど重要な伝達事項であれば、あらかじめ先輩や上司がレジュメやマニュアルを作成して、渡せばいいというのだ。
「なんで教える側の人間が要点をまとめたメモを事前に作っておかないのか?自分の怠惰を押し付けているだけではないのか?」
そんな説に対し、冒頭のツイートを投稿した林司さんは「自分の身を守る大事な手段」として、メモを取ってその記録を「念のため」とメールした方がいいと助言する。
「私の指示であなたがトラブルを起こした時、証拠がなければ責任を可能な限りあなたに押しつけるのに一瞬も躊躇はしません」
「(部下は)メールで文章を残し、『見落とした』という言い訳を封じるため電話で確認をして、議事録は自社側、相手側両方で取り各項目の担当者を決めつきあわせる(べき)」
林さんは、指示を受けながらメモを取っていたところ、なぜか「メモなんか取るな!」と叩き落とされたことがあると明かし、「記録を残されるとヤバイ人はそういうこともします」と忠告している。
上司との面談ではスマホのボイスメモをONに
林さんのツイートを受けて、Junさんも「【重要】私からも新社会人へ一言」として、具体的な対策を提案している。
「不自然なタイミングで上司や人事総務に『個室』での会談を指示されたら、胸ポケットにマイクを上に向けたスマホを入れ、かつ、ボイスメモをONにして、密室内会話を録音する事。これは本当に身を守ります」
スマホの録音で助かった体験があるのだろうか。またJunさんは、常識や法律に背くような指示や、何らかのデータ修正指示を「口頭で」受けた場合には、わざわざメールで「こちらでよろしいでしょうか?」と確認メールを送って、「形に残す」ことを勧めている。
どんな指示に対しても「上司がレジュメを作れ!」と主張する人がいるかもしれないが、ヤバイものほど証拠を残したがらないのも事実。そういうときにこそ、部下からメモを取ったり上司に確認したりすることが、濡れ衣を着せられないために必要ということだ。
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