『サイ・トゥオンブリーの写真―変奏のリリシズム―』が、4月23日から千葉・佐倉のDIC川村記念美術館で開催される。
子どもの落書きを思わせる作風で知られるアメリカ抽象表現主義の第2世代の画家サイ・トゥオンブリー。1996年には『高松宮殿下記念世界文化賞』、2001年には『ヴェネチア・ビエンナーレ』金獅子賞を受賞したが、2011年に83歳で逝去した。
同展では、トゥオンブリーが1951年から2011年までの60年間で撮影した写真作品の中から100点を展示。あわせて絵画3点、彫刻4点、ドローイング4点、版画18点を展示することで、様々な表現方法を用いたトゥオンブリーの作品に共通する眼差しを考察する。
なお、5月28日には同志社大学教授で写真評論家の清水穣による講演会、7月23日にはグラフィックデザイナーの田中義久(Nerhol)と写真家のホンマタカシによるトークイベントが開催される。